健康診断の案内を見ていると「 ピロリ菌 」に関するキーワードがありました。 ピロリ菌 とはどんな菌なのか調べてみました。
ピロリ菌ってなんだ?
ピロリ菌は、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの胃に関する病気の根源となる菌と言われています。この菌は、30年前に発見されて胃粘膜で繁殖することが研究で発表されました。胃には胃液がありますが、アンモニアを生成して自分自身を守ることで生き延びることができる菌でもあります。
日本人の約半数、40歳以上では、7割の方が感染すると言われています。
ピロリ菌の原因は?
原因としては、不衛生な生活環境が原因で上下水道が大きく関与しているようです。そのため、近年では衛生環境がよくなり若年層では比較的少なく、高齢層では多い傾向にあります。また、幼少期~小学校低学年の時、口を介した家族からの感染もあるようです。大人になると感染することは少ないようです。
ピロリ菌検査方法
ピロリ菌検査は、大きく分けて2つのパターンがあります。内視鏡を使う方法、内視鏡を使わない方法になります。
内視鏡を使う方法では、口から内視鏡を入れて検査する方法で胃の粘膜を採取して検査することになります。
内視鏡を使わない方法では、尿素呼気試験法、抗体測定、糞便中抗原測定があります。
尿素呼気試験法は、呼気を集めて検査する方法でピロリ菌検査で多く採用されている方法です。
抗体測定は、血液を採取して検査する方法です。
糞便中抗原測定は、糞便を使った検査になります。
病院に行けない方でも、検査キットが販売されているので気になる方は試してみてはいかがでしょうか。
ピロリ菌に感染していたら
ピロリ菌に感染していたら除菌が必要になります。胃の中で慢性的な炎症が起きる可能性があり生活習慣によっては胃がダメージを受けることにつながります。
胃がんなどもピロリ菌が原因とされていますので、早めに対処することが必要です。
食事で気を付けることは
食事で気を付けることは、胃の粘膜を労わる食事が求められます。胃に負担がかかるものは、香辛料、アルコール、塩分、酸味などがあります。
塩分量に関しても生活するうえで必要となりますので「塩分控えめ」となる食生活が求められます。
また、消化の良い食べ物、消化に良い食べ方が求められます。ゆっくりよく噛んで胃の負担を軽くすることも必要です。
さいごに、ピロリ菌に関して調べて見ると、知らず知らずのうちに胃に住み着いて高齢になるにつれて発症する厄介な菌でもあります。衛生面が改善されたことが大きいと言えますが、誰もが幼少期に感染する(していた)こともあるので、検査を受けることが必要かもしれません。
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