数年前、 サマータイム (夏時間)に関して議論があった記憶があります。夏の朝は早いので サマータイム でもいいのではと思います。 サマータイム が実施されない原因を調べてみました。
サマータイムとは
サマータイム(夏時間)は、夏の期間だけ時計の時間を1時間早めることで、総合的に節電につながると言われていました。夏の朝は、早朝から太陽が昇りエアコンが必要となりますが、まだ早い時間ならエアコンの必要がなく節電になるといわれています。
また、夕方以降で1時間早いので有効に時間が活用できたり、夜間の照明に関して効果が得られるメリットがあります。
日本でも戦後の4年間導入された経緯がありますが、過剰な労働や時間管理の生体機能で影響があったようです。
海外では?
現在、海外でサマータイムを導入している国が、60か国あるようです。北半球中心で緯度が高い国では効果があるようですが、赤道近辺の国では、サマータイムでの恩恵が少ないので導入されません。
かつて、電力需要が乏しかった時代に節電効果があったようですが、近年では電化製品が多く登場したことで効果が期待できない点もあり海外でもサマータイム導入をしない国も増えています。
海外では、悪影響を懸念して8割以上の人が反対しているようです。
サマータイムとなると
一番影響を受けるのが、サマータイム開始日と終了日の生活になります。開始日は、実質1時間短く終了日は1時間長い日を過ごすことになります。それ以外では、ほぼ同じ生活時間となるので影響がないかと思われます。
春~秋に導入されるとなると、海外では導入直後の寝不足から交通事故が多発したことがあるようです。春眠暁を覚えずの時期からの導入は、ハードルが高い面もあります。
影響を受ける人は?
体内時計で生活する人もいらっしゃいます。目覚まし時計を使わずに、決まった時間に起きて、決まった時間に寝る。そんな人の生活は大きく影響を受けてしまうことになります。
体内時計で生活する方は、今までの生活時間が乱れて混乱を生じる生活になることが想定されます。長年の生活で身についた体内時計を変えることは難しい点もあります。
このような点もあり海外では、健康面の悪影響を訴える人が多いので、反対派が多くを占めています。
進まない理由
進まない理由として、メリットよりデメリットが多くあるため、サマータイムは採用されないようです。
・電化製品の終日を通しての使用が多いので、節電効果が期待できない。
・健康問題(人体への悪影響)
さいごに、サマータイムの導入に関して節電効果ということもありますが、健康面、生活面で弊害となることも多くありそうです。体内時計で生活していると「同じ時間に起きて、同じ時間に寝る」という習慣ができないとストレスになります。何かのきっかけでサマータイム導入議論が再発すると言えますが、導入は難しいそうです。
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