学校の“ 宿題 ”にモヤモヤしたこと、ありませんか? ―
学生時代、誰もが一度は思ったことがあるはず。
「授業で終わらないからって、なんで家でやらされるの?」
「それって先生の時間配分が悪いんじゃ…?」
今回はそんな“宿題”の正体を、ちょっと冷静に、でもやさしく見つめてみます。
宿題って、そもそも何?
宿題とは、学校の授業時間外に生徒が家庭などで取り組む課題のこと。
つまり「授業の外でやる学習」=家庭学習の一部です。
宿題の目的は?
・授業内容の定着(復習・反復練習)
・自主性や責任感の育成
・提出期限を守る訓練(社会性)
つまり、学力向上だけじゃなく“モラル育成”も含まれているんですね。
「授業で終わらないから宿題」っておかしくない?
この疑問、実はとても本質的です。
よくあるケース
・授業でプリントを配る → 時間が足りない → 「残りは宿題ね」
・授業で説明だけ → 「演習は家でやってきて」
これって、授業の進行や時間配分がうまくいってないようにも見えますよね。
でも実は、先生たちも「限られた時間で最大限の学びを届ける」ために、
“授業はインプット、宿題はアウトプット”という役割分担をしていることが多いんです。
宿題の“意味”は人によって違う
宿題が「意味ある」と感じるかどうかは、
・その人の学力
・興味関心
・家庭環境
によって大きく変わります。
たとえば
・得意な子 → 反復練習でさらに定着
・苦手な子 → わからないまま時間だけかかる
・忙しい家庭 → 時間確保がそもそも難しい
つまり、一律の宿題は“意味がある人”と“意味がない人”が出てしまうんです。
宿題って、やらなきゃダメなの?
最近では「宿題廃止」を打ち出す学校も出てきています。
たとえば新宿区立西新宿小学校では、
「自己肯定感を下げる」「自由な発想を奪う」などの理由で、学期中の宿題を廃止
これは、“宿題=教育の必須”ではないという考え方の現れです。
まとめ
宿題 って、
・ただの“時間外作業”じゃない
・でも“万能な学習法”でもない
・そして“時間配分ミスのツケ”と感じるのも、ある意味正しい
宿題は、教育の中で「何を大切にするか」が問われる存在。
だからこそ、生徒・先生・家庭が一緒に考える余地があるんです。
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