「なんで1月だけ“ 正月 ”って呼ぶんだろう」
ふとした瞬間に浮かぶ、素朴だけど奥が深い疑問です。
実はこの答え、日本の暦(こよみ)と文化の積み重ねにしっかり理由があります。
むずかしい話は抜きにして、やさしく整理してみます。
そもそも「正月」とは何か
“正月”は 「年のはじまりを祝う期間」 のこと。
今の日本では 1月1日〜1月3日(または7日) を指すことが多いですよね。
でも、昔の日本ではもっと広く、
1月そのものを「正月(しょうがつ)」と呼んでいた 時代もありました。
つまり本来の意味は、
「年が正しく始まる月」=正月
という、とてもシンプルな考え方です。
なぜ“1月”が「年のはじまり」になったのか
ここには歴史的な理由があります。
① 明治時代に「1月1日=新年」が法律で決まった
明治6年、日本は暦を旧暦から新暦(太陽暦)に切り替えました。
そのとき政府が
「1月1日を年のはじまりとする」
と定めたことで、今の形が定着します。
② 旧暦でも「1年の最初の月」は特別だった
旧暦の時代も、最初の月は「年神さまを迎える月」とされ、
特別な行事が集中していました。
つまり、
旧暦でも新暦でも「最初の月」は特別扱い
だったわけです。
じゃあ、ほかの月は「正月じゃない」の?
結論から言うと、
“正月”は「年の最初の月」だけを指す言葉だから です。
・2月は「如月(きさらぎ)」
・3月は「弥生(やよい)」
・4月は「卯月(うづき)」
…と、それぞれに別の役割・季節の意味があります。
「正月」は“年のスタートを祝う月”という、
1年に1回だけの特別な名前 なんですね。
ちょっと視点を変えると面白い話
実は、旧暦の地域では今でも
2月頃に「旧正月」を祝う文化があります。
つまり「正月は1月だけ」というのは、
日本の新暦文化に合わせた“今の形”なんです。
まとめ
・ 正月 =「年のはじまりを祝う期間」
・昔は1月全体を「正月」と呼んでいた
・明治の新暦採用で「1月1日=新年」が定着
・ほかの月は季節の名前がつき、役割が違う
・“正月”は1年に1度だけの特別な月
こうして見ると、
「1月だけが正月」というのは、
歴史と文化がゆっくり積み重なってできた“今の形”なんですね。

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